← 2026-02-25
Industry & Business Community 2026-02-25 Source →

インドAI Impact Summit 2026がニューデリー宣言を採択 - 88カ国が署名

概要

インドAI Impact Summit 2026が2月16日から20日までニューデリーで開催され、88カ国が人間中心のAI開発を謳う「ニューデリー宣言」に署名した。RelianceとAdaniの2大財閥が合計2100億ドル(約32兆円)の国内AI投資を表明し、インドがグローバルAIハブとしての地位を確立する意向を示した。

詳細

ナレンドラ・モディ首相が主催したこの5日間のサミットには、25万人以上の参加者が登録された。ただし、会場の混雑、長蛇の列、ビザ問題、交通渋滞などの問題も報告されており、運営面での課題も浮き彫りになった。

投資面では歴史的な発表が相次いだ。Reliance Industries傘下のJioは7年間で1100億ドルをAI・データインフラに投資することを表明。Adani Groupも2035年までに再生可能エネルギーを動力源とするAIデータセンターに1000億ドルを投資すると発表した。両社合わせて2100億ドルという巨額投資は、インドがAI分野で世界的なプレイヤーとなる意思を明確に示している。

サミットは2月21日、外交的な成果である「ニューデリー宣言」の採択をもって閉幕した。88カ国と国際機関の代表がこの宣言に署名し、包括的AI(Inclusive AI)、基盤リソースへの民主化されたアクセス、信頼性のあるフレームワークに関する多国間協力を約束した。特に、公平な技術普及と開発志向のAI活用に重点が置かれている。

この宣言は、AIガバナンスにおけるグローバルサウスの声を反映するものとして注目されている。一方で、具体的な実施計画や民間セクターへの資金配分については、今後の課題として残されている。

ポイント

関連リンク