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Industry & Business Community 2026-02-28 Source →

ElevenLabsが5億ドルのシリーズD調達、評価額110億ドルでAI音声生成のトップ企業に

AI音声生成スタートアップのElevenLabsが5億ドル規模のシリーズD資金調達を完了し、評価額110億ドルに達しました。Sequoia Capital主導のラウンドで、Andreessen Horowitzは4倍の追加投資、ICONIQは3倍の追加投資を行うなど、既存投資家からの強い支持を集めています。

2022年の創業以来、ElevenLabsの累計調達額は7億8100万ドルに達しました。同社はロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、東京、シンガポール、シドニーなど世界各地にオフィスを構え、ローカルに根ざしたマーケティングチームを展開しています。今回の資金は、感情表現豊かな会話モデルやダビング技術、「オーディオ汎用知能」と呼ばれる次世代研究に投じられる予定です。

特筆すべきは、かつて訴訟や批判の対象となっていた同社が、ハリウッドのクリエイティブパートナーへと転身を遂げた点です。X上では「マイケル・ケインやマシュー・マコノヒーなど大物俳優との音声ライセンス契約を進めている」との報道も話題になりました。著作権問題への対応を進めながら、正規のライセンスモデルを確立することで、エンターテインメント業界との協業関係を構築しています。

AI音声市場は急拡大を続けており、ElevenLabsの成長はその象徴といえます。ナレーション、ローカライゼーション、アクセシビリティなど多様なユースケースで採用が進む中、同社が業界のデファクトスタンダードとなるか注目されます。

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