Anthropicは2月12日、シリーズGラウンドで300億ドル(約4兆5000億円)の資金調達を完了し、評価額は3800億ドルに達したと発表しました。これは前回のシリーズF評価額1830億ドルから2倍以上の急成長となります。
今回のラウンドはシンガポール政府投資公社(GIC)とCoatueが共同でリードし、D.E. Shaw Ventures、Dragoneer、Founders Fund、ICONIQ、MGXが参加しました。Anthropicによると、同社の年間換算収益(ランレート)は140億ドルに達し、過去3年間で毎年10倍以上の成長を続けています。特にAIコーディングエージェント「Claude Code」のランレート収益は25億ドルを超え、年初から2倍以上に増加しているとのことです。
興味深いのは、この資金調達がトランプ政権との対立が報じられる中で完了したことです。X上では「政府との対立にもかかわらず投資が集まるのは、AIの地政学的重要性の証左だ」という見方が広がっています。Hacker Newsでは評価額の妥当性について議論が交わされる一方、「安全性重視の姿勢が長期的な競争優位につながる」という意見も見られます。
調達した資金は、フロンティア研究、製品開発、インフラ拡張に投じられる予定です。同社はエンタープライズAIとコーディング分野でのマーケットリーダーとしての地位を固めつつあり、政府との摩擦があっても民間投資家からの信頼は揺らいでいないことが今回の大型調達で示されました。