Claude開発元のAnthropicが300億ドル(約4兆5000億円)のシリーズG資金調達を完了し、ポストマネー評価額が3800億ドル(約57兆円)に達したことが発表されました。これはOpenAIの400億ドル調達に次ぐ、テック業界史上2番目に大きなベンチャー投資取引となります。
今回のラウンドはD.E. Shaw Ventures、Dragoneer、Founders Fund、ICONIQ、MGX、そしてシンガポール政府系ファンドのGICが共同でリードしました。Anthropicの公式発表によると、同社の年間経常収益は140億ドルに達しており、過去3年間でそれぞれ10倍以上の成長を続けています。前回のシリーズF時点での評価額1830億ドルから、約2倍の評価額上昇を実現した形です。
特筆すべきはClaude Codeの急成長です。2025年5月の一般公開以来、Claude Codeの年間経常収益は25億ドルを超え、2026年初頭から倍増しています。さらに驚くべきことに、最新の分析ではGitHubの公開コミット全体の約4%がClaude Codeによって作成されていると推計されており、これは1か月前の2%から倍増した数字です。エンタープライズ採用も順調で、Fortune 10企業のうち8社がClaudeの顧客となっています。
Wall Streetでは「GoogleとAnthropicはエンタープライズ採用ストーリーが強い」との評価が広がっており、OpenAIよりも好意的な見方をするアナリストも増えています。一方でHacker Newsでは、Claude Opus 4.6の自律エージェント機能発表後に従来のSaaS企業株が売られた動きに注目が集まり、ソフトウェア業界の構造転換の兆候ではないかとの分析も見られます。
AIアシスタントから開発ツール、そして自律エージェントへと進化を続けるAnthropicのClaudeは、今回の大型調達を背景にさらなる技術革新を加速させると見られています。エンタープライズ市場でのシェア拡大と、開発者コミュニティでの存在感の高まりが、同社の次なる成長を支える原動力となりそうです。