米連邦取引委員会(FTC)は、AIに対するFTC法の適用方針について2026年3月11日までにポリシーステートメントを発表するよう指示されています。これは2025年12月11日にトランプ大統領が署名した大統領令に基づくもので、AIの出力を変更させる州法がFTC法の「不公正・欺瞞的行為」の禁止に抵触するかどうかを判断する内容になります。
この大統領令は、連邦政府によるAI政策の一元化と、州法による規制を制限する狙いがあります。具体的には、州が義務付けるバイアス軽減措置を「本質的に欺瞞的な商慣行」として分類するポリシーステートメントの発行をFTCに求めています。商務省にも州法と連邦政策の整合性を評価し、不整合がある州には資金援助の停止も含む措置を講じる権限が与えられています。2025年には38州が約100のAI関連措置を採用しており、連邦と州の規制が複雑に絡み合う状況となっています。
Hacker Newsでは「連邦vs州の規制対立がさらに深まる可能性がある」との分析が示されています。X上でも「イノベーション優先と消費者保護の綱引きが本格化する」との声が上がっています。FTCは今年1月、AI文章生成ツール「Rytr」に対する執行命令を、大統領令に従い撤回する異例の対応を取っており、連邦政府のAI規制姿勢の変化が鮮明になっています。3月11日の発表は、米国におけるAI規制の方向性を決定づける重要な転換点となりそうです。
| - [Artificial Intelligence | Federal Trade Commission](https://www.ftc.gov/industry/technology/artificial-intelligence) |
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