AMDはCES 2026において、ラップトップおよびデスクトップ向けの新世代プロセッサ「Ryzen AI 400シリーズ」を発表しました。第2世代XDNA 2 NPUを搭載し、最大60 TOPSのAI演算性能を実現することで、すべてのプロセッサがCopilot+ PCの要件を超える性能を提供します。
Ryzen AI 400シリーズは「Zen 5」アーキテクチャをベースに構築され、Zen 5 CPUコア、AMD RDNA 3.5グラフィックス、そしてXDNA 2 NPUを統合しています。コンシューマ向けのRyzen AI 400シリーズと、企業向けセキュリティと管理機能を備えたRyzen AI PRO 400シリーズの両方が用意されており、デスクトップ版は世界初のCopilot+対応デスクトップCPUとなります。
HP、Lenovo、Dellなど主要OEMから、新しいRyzen AI 400シリーズ搭載のデスクトップおよびモバイルワークステーションが2026年第2四半期より発売開始予定です。AMDはクライアントコンピューティングからデータセンターまで、AI性能を拡大しており、EPYC 9005シリーズ(コードネーム:Turin)では最大192コア・384スレッドのサーバー向けプロセッサも展開しています。Zen 4と比較してIPCが16%向上し、競合製品と比較して整数演算性能が2.3倍という大幅な性能向上を実現しています。
CES 2026では次世代のZen 6ベース「Venice」プロセッサも展示され、256コアを搭載する次世代EPYCが2026年中に登場予定であることも明らかにされました。AMDのAI PCポートフォリオの拡大は、Microsoft Copilot+エコシステムの普及を加速させる可能性がありますが、NPU性能が実際のユーザー体験にどれだけ影響するかは今後の課題となりそうです。