中国初の上場AI企業であるZhipu AIが、744億パラメータ(アクティブパラメータ40B)のフロンティアモデル「GLM-5」をオープンソースで公開しました。SWE-bench Verifiedで77.8%を達成し、オープンソースモデルとしては世界最高スコアとなっています。
GLM-5は前世代のGLM-4.5から大幅に進化しており、総パラメータ数は355Bから744Bへ、事前学習データも23兆トークンから28.5兆トークンへと拡大しています。Mixture of Experts(MoE)アーキテクチャを採用し、推論時にはアクティブパラメータ40Bのみを使用することで効率的な処理を実現しています。注目すべきは、このモデルがNVIDIA製GPUを一切使用せず、Huawei Ascendチップのみで訓練されたという点です。Hacker Newsでは「Huaweiチップのみでフロンティアモデルを作れた事実は、中国の国産計算基盤の実用性を示している」と評価する声が上がっています。
ライセンスはMITで、Hugging Face(zai-org/GLM-5)から15種類の量子化バージョンを含むウェイトをダウンロード可能です。Xでは同社の株価急騰が話題となり、コーディングプラン新規加入料金を30%以上値上げしたとの報告もあります。SWE-bench VerifiedではClaude Opus 4.5(80.9%)やGPT-5.2(80.0%)といったプロプライエタリモデルにはまだ及ばないものの、オープンソースとして商用利用可能なモデルとしては最高水準であり、中国発AIの技術力を世界に示す結果となりました。