MetaがNews Corpと3年間で最大1億5000万ドル(年間最大5000万ドル)のAIコンテンツライセンス契約を締結しました。The Wall Street Journalをはじめとする米国・英国のNews Corp傘下メディアのコンテンツが、Meta AIのチャットボット応答やモデル訓練に活用されることになります。
契約の範囲は広く、ニュースコンテンツのアーカイブから時事情報のリアルタイム取得まで含まれています。Metaは近年、USA Today、People、CNN、Fox Newsといったメディアとも同様のマルチイヤーライセンス契約を結んでおり、AIの情報源確保を着々と進めています。なお、News Corpは2024年にOpenAIとも約2億5000万ドル規模の5年契約を締結しています。
Hacker Newsでは、News CorpのCEOが「我々はAIの『入力企業』だ」と述べたことが話題になっており、コンテンツ提供者としてのメディア企業の新たな立ち位置が注目されています。同CEOは「口説きと訴訟」という戦略を取っていると説明しています。一方でXでは「AI企業はコンテンツ制作コストとは無関係な金額で支払っている」との批判的な意見も見られます。AIモデルの訓練データとしての高品質ジャーナリズムの価値と、その対価をめぐる議論は今後も続きそうです。