← 2026-03-07
Industry & Business Community 2026-03-07 Source →

Fei-Fei Li率いるWorld Labsが空間AI分野で史上最大の10億ドル調達、評価額50億ドル規模に

AIパイオニアのFei-Fei Liが設立したスタートアップWorld Labsが、空間AI分野で史上最大となる10億ドルの資金調達を完了しました。出資者にはAMD、Autodesk、Emerson Collective、Fidelity、NVIDIA、Seaが名を連ねており、このうちAutodeskが2億ドルを出資しています。Bloombergの報道によると、同社の評価額は約50億ドルとされています。

World Labsが開発する「空間インテリジェンス」は、フラットな画像やテキストといった2Dデータに依存するのではなく、3D世界がどのように機能するかを推論する能力を持つAI技術です。同社は2024年11月に限定ベータ版を経て、初の商用生成ワールドモデル「Marble」をローンチしました。Marbleでは、テキスト、画像、動画、または3Dレイアウトから永続的な3D環境を作成・編集でき、宇宙船の内部環境ではハブの壁に光がリアルに反射するなど、高度なレンダリング品質を実現しています。

Autodeskとの戦略的パートナーシップでは、World Labsのモデルがどのようにして同社のデザインツールと連携できるかを探っていく予定で、まずはエンターテインメント分野のユースケースに焦点を当てるとのことです。プロフェッショナルな3Dクリエイティブワークフローへの統合を目指しており、生成AIと設計ツールの融合という新たな市場を開拓しています。

2026年のシード・シリーズA投資の40%以上が1億ドルを超える大型ラウンドとなっていますが、その中でもWorld Labsの10億ドル調達は空間AI分野における投資家の強い関心を示しています。Fei-Fei LiはImageNetの創設者として知られるAI研究の第一人者であり、その技術的な専門知識が投資家からの信頼を集めている要因と言えるでしょう。

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