中国のAIスタートアップDeepSeekが開発したDeepSeek-V3.2が、オープンソースLLMの分野で最高峰の推論能力を達成しました。2025年12月にリリースされたこのモデルは、MITライセンスの下でオープンに公開されており、商用・学術・個人利用のすべてで無料で使用できます。
DeepSeek-V3.2の特徴は、新しいDeepSeek Sparse Attention(DSA)機構により、長い入力に対する推論コストを従来比約70%削減した点にあります。これにより、長い思考連鎖(Chain of Thought)クエリを効率的に処理できるようになりました。また、外部APIの呼び出し、コード実行、ウェブ検索といったツール使用にも対応しており、ソフトウェアのデバッグや調査タスクを一貫したステップで解決できます。
ベンチマーク性能も印象的で、DeepSeek-V3.2-SpecialeバリアントはAIMEとHMMT 2025でGPT-5を上回り、Gemini-3.0-Proレベルの推論能力を達成しています。LiveCodeBenchでは90%のパス率(オープンモデル最高)、SWE-Bench Verifiedでは72.8%を記録し、Claude Opus 4.6の74.1%に迫る水準です。r/LocalLLaMAでは「商用モデルとの差が縮まった」と評価されており、Hacker Newsでは「中国発オープンソースLLMの躍進に注目。西側企業への競争圧力増大」との声が上がっています。