ロンドン拠点のAIインフラ企業Nscaleは2026年3月9日、Aker ASAおよび8090 Industriesが主導する20億ドル(約1.7兆円)のシリーズC資金調達を発表しました。欧州AI分野における史上最大のVC投資となり、企業評価額は146億ドルに達しています。
この資金調達には、Astra Capital Management、Citadel、Dell、Jane Street、Lenovo、Linden Advisors、Nokia、NVIDIA、Point72といった錚々たる顔ぶれが参加しています。取締役会には、Facebook元COOのSheryl Sandberg、Yahoo元社長のSusan Decker、Meta元グローバル担当社長のNick Cleggが加わり、テクノロジー、政策、オペレーション、ガバナンスの各分野で経験豊富な人材が集結しました。
Nscaleは、GPUコンピュート、ネットワーキング、ストレージ、マネージドソフトウェア、AIサービスを垂直統合したAIネイティブインフラプラットフォームを提供しています。現在、イギリス、アメリカ、ノルウェー、ポルトガル、アイスランドでデータセンターを運営しており、調達資金は欧州、北米、中東でのさらなる展開に充てられます。注目すべきは「Stargate Norway」プロジェクトで、Aker ASAおよびOpenAIとのパートナーシップにより、2026年末までに10万台のNVIDIA GPUを配備する欧州初のハイパースケールAIデータセンターを目指しています。
X上では「欧州のAIインフラ自立化の動きとして歓迎」「米国依存からの脱却を期待」との声が上がっています。Hacker Newsでは「AIコンピュートの需要は本物。インフラ投資は理にかなっている」との分析が見られます。AIの急速な普及に伴い、計算インフラへの需要は高まり続けており、Nscaleの動きは欧州のAI競争力強化に向けた重要な一歩となりそうです。