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Industry & Business Community 2026-03-19 Source →

OpenAI、ChatGPT検索での直接購入計画を撤回、小売アプリ経由の「発見」モデルに転換

OpenAIは2026年3月、ChatGPT検索結果から直接購入できる「Instant Checkout」機能を静かに削除しました。Shopify加盟店向けおよびその他の小売業者向けの両方で、チャットボット内での購入完了機能が撤廃されています。

当初の計画では、ChatGPT Plus、Pro、無料ユーザーが米国のEtsy出品者から直接購入でき、Glossier、SKIMS、Spanx、Vuoriなど100万以上のShopify加盟店もまもなく対応予定でした。しかし実際には、ユーザーはChatGPTを使って商品を探索し、オプションを比較し、情報を収集していたものの、チャットボット内で購入を完了する人はごくわずかだったとのことです。X上では「広告モデルへの懸念から慎重なアプローチを取った」との見方が出ています。

新しいアプローチでは、ユーザーがChatGPT検索やレコメンデーションで商品を発見した場合、決済完了のために小売業者のアプリやウェブサイトにリダイレクトされます。OpenAIは「ショッピングリサーチ」という新体験を導入し、ユーザーに代わって調査を行い、適切な商品を見つける支援に集中します。Shopifyは2026年3月下旬からすべてのストアでエージェント型ストアフロントをデフォルトで有効化し、Shopifyカタログを通じて加盟店の商品がChatGPTの応答に表示されるようになります。

注目すべきは、2026年2月27日に発表されたAmazonによるOpenAIへの500億ドル投資です。この戦略的パートナーシップがChatGPTのコマース戦略の今後にどう影響するか、業界の関心が集まっています。AIアシスタントは「買い物の場」ではなく「発見の場」としての役割に落ち着きつつあるようです。

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