MicrosoftがMicrosoft 365 CopilotにAnthropicのClaudeモデルを直接統合し、エンタープライズ生産性ツールにおけるマルチモデル戦略を本格化させました。3月9日に発表された「Copilot Cowork」は、Anthropic Claudeを搭載したクラウドAIエージェントで、月額30ドルで提供されます。
Copilot CoworkはAnthropicの「Claude Cowork」と同じエージェントハーネスを使用しており、Microsoft 365アプリ全体でマルチステップタスクを実行できます。現在は限定顧客向けのリサーチプレビューとして提供されており、3月下旬にはFrontierプログラムでより広く利用可能になる予定です。さらに、2026年5月1日にはMicrosoft 365 E7 Frontier Suiteが一般提供開始となり、すべてのE7顧客がマルチモデルCopilot、Agent 365、Copilot Coworkを標準で利用できるようになります。注目すべきは、ClaudeがCoworkの裏側でタスク実行を担うだけでなく、日常のCopilotチャットでも直接利用可能な汎用オプションとして提供される点です。
X上では「OpenAIとの独占関係からの脱却」「マルチモデル時代の本格化」との見方が広がっており、Hacker Newsでは「ユーザーがタスクに応じて最適なモデルを選べるようになる」と好意的な反応が寄せられています。Microsoftは「業界最高のイノベーションをホストし、誰が構築したかに関係なく適切なモデルを選択する」と述べており、エンタープライズAI市場での競争優位を維持しようとしています。