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OpenAI GPT-5.4が100万トークンコンテキストとネイティブPC操作機能を搭載、OSWorldで人間超えの75.0%を達成

OpenAIは3月5日、次世代フラッグシップモデル「GPT-5.4」をリリースしました。100万トークン(約75万語)のコンテキストウィンドウと、ネイティブのコンピュータ操作機能を搭載し、コンピュータ制御ベンチマーク「OSWorld」で人間のベースライン72.4%を上回る75.0%を達成した初のAIモデルとなります。

GPT-5.4は標準版、推論特化の「Thinking」版、高性能な「Pro」版の3バリエーションで提供されます。API価格は入力$2.50/M、出力$15.00/Mで、Anthropic Opus 4.6(入力$5/M、出力$25/M)より大幅に安価な設定です。キャッシュ入力は$0.25/Mと90%の割引が適用され、大規模なコンテキストを繰り返し利用するユースケースでコスト効率を発揮します。知識労働タスクを評価するGDPvalベンチマークではGPT-5.2の70.9%から83.0%へと12ポイント以上向上し、マルチモーダル評価のMMU-Proでも81.2%を記録しました。

ネイティブコンピュータ制御機能では、スクリーンショットの取得、マウスとキーボードの操作、Playwrightを使ったブラウザ自動化が可能です。採用プラットフォームMercorのCEOによると「スライドデッキ、財務モデル、法的分析といった長期的な成果物の作成に優れている」とのこと。Hacker Newsでは100万トークンのコンテキストウィンドウが最大の目玉機能として評価される一方、AI研究者のZvi氏はXで「GPT-5.2から大幅な改善、特に非コーディングタスクで」と評価しつつも、「冗長すぎる」「ループに入る」といった課題も指摘されています。

100万トークンという規模は、コードベース全体、1年分の財務レポート、法的証拠開示パッケージ全体を単一の会話で処理できることを意味します。AIエージェントが人間の作業を自律的に代行する時代に向けて、GPT-5.4は重要なマイルストーンとなりそうです。

関連リンク

- [Introducing GPT-5.4 OpenAI](https://openai.com/index/introducing-gpt-5-4/)
- [OpenAI launches GPT-5.4 with Pro and Thinking versions TechCrunch](https://techcrunch.com/2026/03/05/openai-launches-gpt-5-4-with-pro-and-thinking-versions/)