OpenAIは3月5日、最新の大規模言語モデル「GPT-5.4」を発表しました。Standard、Thinking、Proの3バリアントで展開され、最大105万トークンという同社史上最大のコンテキストウィンドウと、ネイティブのコンピュータ操作機能を搭載しています。
GPT-5.4の最大の特徴は、AIエージェントの実用性を大幅に引き上げる2つの新機能です。まず、100万トークンを超えるコンテキストウィンドウにより、エージェントが長期的なタスクの計画・実行・検証を一貫して行えるようになりました。OpenAIによると、ユーザーが事実誤認を指摘したプロンプトにおいて、GPT-5.4は個々の主張が誤りである確率がGPT-5.2比で33%低下し、回答全体でエラーを含む確率も18%減少したとのことです。さらに、CodexおよびAPI経由で利用可能なネイティブコンピュータ操作機能は、OSWorld-VerifiedやWebArena Verifiedといったベンチマークで過去最高スコアを記録しています。
価格面では入力100万トークンあたり2.50ドル、出力100万トークンあたり15ドルに設定されており、Hacker Newsでは「Anthropic Opus 4.6より安価」と注目を集めています。一方、X上ではAI研究者のZvi Mowshowitz氏が「大幅なアップグレード」と評価する一方で、「回答が冗長すぎる」「コンテンツ検閲が厳しい」といった批判の声も上がっています。また、GPT-4.5やGPT-5を経てのバージョン番号の複雑さに対する不満も散見されます。
今後、GPT-5.4はGitHub Copilotへの統合(3月17日にGPT-5.4 miniが一般提供開始)など、開発者向けツールへの展開が加速する見込みです。エンタープライズ向けエージェント機能の強化により、OpenAIとAnthropicの競争はさらに激化しそうです。
| - [Introducing GPT-5.4 | OpenAI](https://openai.com/index/introducing-gpt-5-4/) |
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| - [OpenAI launches GPT-5.4 with Pro and Thinking versions | TechCrunch](https://techcrunch.com/2026/03/05/openai-launches-gpt-5-4-with-pro-and-thinking-versions/) |