3月11日にOpenRouterに登場した謎の1兆パラメータAIモデル「Hunter Alpha」の正体が、XiaomiのAI部門MiMoによる「MiMo-V2-Pro」であることが判明しました。当初、その性能から「DeepSeek V4ではないか」とネット上で広く憶測が飛び交っていましたが、Xiaomiが自社開発であることを確認しています。
MiMo-V2-Proは総パラメータ数が1兆を超えるものの、アクティブパラメータは420億に抑えられており、100万トークンの超長文コンテキストウィンドウをサポートします。ClawEvalのエージェントタスクベンチマークで世界3位を獲得し、マルチステップ推論、ツール呼び出し、自律タスク実行に優れています。価格面でも競合製品の数分の1という設定で注目を集めています。
このプロジェクトを率いるのは元DeepSeekのコアメンバーである羅福利(Luo Fuli)氏です。羅氏はリリースを「静かな奇襲」と表現し、「DeepSeek R1を作るのを間近で見てきた」と述べています。チームは今後、高複雑性の推論、長期タスク計画、物理世界との統合に研究の焦点を当てていく方針です。
X上では「元DeepSeekチームによる開発」という経緯が注目されています。DeepSeekとの性能比較は今後の課題ですが、中国AI業界において人材と技術の流動性が高いことを示す興味深い事例となりました。4月に予定されているDeepSeek V4との直接比較が待たれます。