ベンチャーキャピタル(VC)投資におけるAIスタートアップの存在感が急拡大しています。Cartaのデータによると、同プラットフォーム上の企業が調達した1,280億ドルのうち41%をAIスタートアップが占め、年間シェアとして過去最高を記録しました。わずか3年前、AIスタートアップのVC投資シェアは15%に過ぎなかったことを考えると、劇的な変化です。
注目すべきは資金の集中度合いです。投資家は昨年、AIスタートアップへの資金投下に積極的で、上位10%のスタートアップが資金調達全体の半分を獲得しました。特にレイターステージでの集中が顕著で、Series DにおいてはAIスタートアップが調達額の58%を占めています。
巨額ラウンドも続いています。xAIが1月に200億ドルのシリーズEを調達、OpenAIは2月に史上最大級の民間ラウンドとなる1,100億ドルを獲得、Anthropicは先月、3,800億ドルの評価額で300億ドルのシリーズGを完了しました。
リターンも好調です。ChatGPT登場後の2023年と2024年に組成されたファンドは、2017年から2020年に組成されたファンドと比較して最も高い内部収益率(IRR)を記録しています。一方、Hacker Newsでは「AI以外のスタートアップは資金調達で苦戦しており、二極化が進んでいる」との指摘があり、Reddit上では「バブルか本物か。リターンは好調だが持続性には疑問の声もある」との議論が展開されています。
AI投資の急拡大が持続可能なものかどうかは、今後のリターン実績にかかっています。