← 2026-03-24
Industry & Business Community 2026-03-24 Source →

Alibaba、複数AIエージェントを一元管理する企業向けプラットフォーム「Wukong」を発表 Slack・Teams連携も予定

中国Alibabaグループは、複数のAIエージェントを単一インターフェースで管理できるエンタープライズ向けプラットフォーム「Wukong」を発表しました。ドキュメント編集、承認フロー、会議の文字起こし、リサーチなど、様々な業務タスクを処理するエージェントを企業が効率的に運用できるようにするものです。

Wukongは現在、招待制のベータ版としてデスクトップツールおよびDingTalk(2,000万以上の法人ユーザーを持つAlibabaのビジネスチャット)経由で利用可能です。今後、Slack、Microsoft Teams、WeChatとの連携が予定されており、さらにTaobaoやAlipayとの統合も視野に入れています。「エンタープライズグレードのセキュリティインフラ」を備えているとしており、中国テック大手として本格的なエージェントプラットフォーム競争への参入を明確にしました。

この発表は、Alibaba社内の大規模な組織再編の翌日に行われました。WukongはCEOのEddie Wu氏が率いる新事業部「Alibaba Token Hub」の傘下に置かれ、同事業部はTongyi Laboratory、MaaS Business Line、Qwen、AI Innovationなどの既存ユニットも統括します。一方、Qwenチャットボットチームからは技術リーダーのLin Junyang氏を含む主要メンバーが相次いで退社しており、X上では「中国テック大手もエージェントプラットフォーム競争に本格参入」との声が上がる中、Reddit上ではNVIDIAのAgent ToolkitやMicrosoftのCopilot Studioとの競合激化を予想する分析も見られます。

中国AI市場は激しい競争下にあり、Alibabaがこの分野でどこまでプレゼンスを発揮できるか注目されています。

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