フランスの大手放送・ストリーミング企業Canal+が、OpenAIおよびGoogle Cloudとそれぞれ複数年契約を締結しました。コンテンツ制作のワークフローから視聴者向けの検索・レコメンデーション機能まで、ストリーミングプラットフォーム全体に生成AI技術を統合する大規模な取り組みです。
OpenAIとの提携では、2026年6月からCanal+アプリに自然言語検索機能が導入されます。従来のキーワード検索とは異なり、「心温まるロマンティックコメディ」「壮大な歴史シリーズ」「軽くて楽しいものが見たい」といった気分やジャンルを言葉で伝えると、パーソナライズされたコンテンツがおすすめされる仕組みです。
Google Cloudとの提携では、生成AI技術を欧州およびアフリカ市場に展開。映像、音声、テキストを組み合わせたマルチモーダルデータベースを構築し、コンテンツライブラリの映像インデックス化を加速させます。さらに、GoogleのVeo3生成動画技術を活用し、撮影前のシーンのプリビジュアライゼーションやアーカイブ画像からの歴史的イベントの再現など、クリエイティブチームや制作パートナーの支援にも活用する計画です。
X上では「メディア業界でのAI活用が本格化している。制作効率とパーソナライゼーションの両立を目指している」との声が上がっています。新機能は2026年6月から欧州・アフリカで順次展開される予定で、放送・ストリーミング業界における生成AI活用の先進事例として注目されています。