← 2026-03-24
Industry & Business Community 2026-03-24 Source →

Shopify、ChatGPT・Perplexity内での商品購入を可能にする「エージェント型ストアフロント」を全店舗展開へ

カナダのEC大手Shopifyは、AIチャットボット内で商品の発見から購入までを完結できる「エージェント型ストアフロント」機能を2026年3月末までに全ストアへ展開すると発表しました。これにより、Shopifyを利用する数百万の店舗がChatGPT、Perplexity、Microsoft Copilotなど主要AIプラットフォーム上で自動的に商品を露出できるようになります。

この動きの背景には、OpenAIがInstant Checkout機能を撤回したことがあります。OpenAIは2025年9月から週9億ユーザーを抱えるChatGPT内で直接決済できる機能を提供していましたが、加盟店のオンボーディングに手間がかかり、エラーも多発していたことから方針転換を決定しました。先月時点でInstant Checkoutを利用できるShopify店舗はわずか約30店に留まっていたとのことです。

新しい仕組みでは、AIチャット内で商品を発見した消費者は、各店舗のサイトへリダイレクトされて決済を完了します。Shopifyはこれを支えるため、Googleと共同で「Universal Commerce Protocol(UCP)」というオープン標準を開発。Googleは2026年1月にWalmart、Target、Shopifyなど20社以上のパートナーと共にこのプロトコルを発表しています。X上では「米国のオンライン購入は小売全体の18%に過ぎないが、エージェントコマースがeコマースの新しい入り口になる」との声が上がっています。

料金体系について、ChatGPT経由の売上にはOpenAIへの4%手数料がShopifyの標準手数料に加算される一方、Google AI ModeやGemini経由では現時点で追加手数料は発生しないとのことです。Hacker Newsでは「OpenAIのInstant Checkoutは撤退したがShopifyとの連携は継続」との報道に注目が集まっています。今後、AI会話がショッピングの主要な入り口となる時代に向け、小売業界の競争が本格化しそうです。

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