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Industry & Business Community 2026-03-28 Source →

Metaが4世代のMTIA AIチップを発表、6ヶ月サイクルの高速開発でNvidia依存脱却を目指す

Metaは3月11日、自社開発AIチップ「MTIA(Meta Training and Inference Accelerator)」の4世代にわたるロードマップを発表しました。MTIA 300、400、450、500の4モデルを、業界標準の1〜2年ではなく6ヶ月以下のサイクルで投入するという野心的な計画です。RISC-Vベースで設計され、TSMCが5ナノメートルプロセスで製造を担当します。

MTIA 300はすでにランキングやレコメンデーションの訓練用として本番稼働中です。MTIA 400は2026年後半にデータセンターへ投入され、450と500は2027年に続きます。チップ世代が進むにつれ、MTIA 300からMTIA 500までの間でHBM帯域幅は4.5倍、演算FLOPsは25倍に向上すると同社は説明しています。特にMTIA 400以降は生成AI推論に最適化されており、訓練優先の競合チップとは異なるアプローチを取っています。

Metaは「単一のチップですべてのニーズを満たすことはできない」として、ポートフォリオ戦略を採用しています。同社は引き続きNVIDIAやAMDのチップも大量購入し、多様な計算スタックを構築する方針です。モジュラー設計と再利用可能なコンポーネントにより、業界では異例の高速開発サイクルを実現しています。

X上では「RISC-Vベースでロイヤリティフリー」「TSMCが製造担当」と技術詳細が話題になっています。Redditでは「Nvidia株への影響を懸念する声もあるが、訓練用GPUは引き続き必要」との分析が見られます。Hacker Newsでは「6ヶ月サイクルの開発速度に驚き。モジュラー設計の恩恵」と、同社のエンジニアリング力を評価する声が上がっています。AI半導体市場の競争は、ますます激化の様相を呈しています。

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