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OpenAIが初のオープンウェイトモデル「gpt-oss」をApache 2.0で公開、GPT-2以来7年ぶりの方針転換

OpenAIは2025年8月5日、同社初となるオープンウェイトモデル「gpt-oss」シリーズをApache 2.0ライセンスで公開しました。GPT-2以来およそ7年ぶりとなるオープンソース路線への回帰であり、117Bパラメータの「gpt-oss-120b」と21Bパラメータの「gpt-oss-20b」の2モデルが提供されています。

gpt-oss-120bはOpenAIのo4-miniとほぼ同等の推論性能を達成しており、Mixture-of-Experts(MoE)アーキテクチャの採用により、実際にアクティブになるパラメータは5.1Bに抑えられています。この効率的な設計のおかげで、単一の80GB GPU(H100など)で動作可能です。より小型のgpt-oss-20bは3.6Bのアクティブパラメータで、RTX 3090や4090といった16GB以上のコンシューマー向けGPUでも実行できます。Hacker Newsでは「MacBook Air M3で20bモデルが動作した」との報告も上がっており、MMLUベンチマークでトップ10入りを果たした性能に驚きの声が広がっています。

両モデルは128Kトークンのコンテキストウィンドウを持ち、チェーン・オブ・ソート(連鎖的思考)による推論や、ツール使用・関数呼び出しにも対応しています。vLLM、Ollama、llama.cppといった主要な推論フレームワークで動作し、Hugging Faceからモデルウェイトをダウンロード可能です。Redditでは「これは真のオープンソースなのか」という議論が活発に行われていますが、Apache 2.0ライセンスによる商用利用の自由度や、プライベート環境でのデプロイが可能になった点は高く評価されています。

この動きは、MetaのLlamaシリーズやDeepSeekなどのオープンソースモデルとの競争激化を背景としており、OpenAIがクローズドモデル一辺倒の戦略から軌道修正を図った形です。エンタープライズ向けにはAzure AI Model CatalogやDell Enterprise Hubでのマネージド展開も用意されており、研究者から企業まで幅広い層での活用が見込まれます。

関連リンク

- [Introducing gpt-oss OpenAI](https://openai.com/index/introducing-gpt-oss/)