OpenAIは2026年2月末時点で年間換算売上(ARR)が250億ドルを突破したと、The Informationが報じました。2022年末にほぼゼロからスタートし、わずか約39ヶ月でこの規模に達したOpenAIは、Salesforceの18年、Googleの17年、Facebookの12年を超える「史上最速の2.5兆円企業」として名を刻んでいます。週間アクティブユーザーは9億1000万人に達し、法人向け有料ユーザーも2025年8月の500万人から900万人超に倍増しました。
The Informationの報道によると、OpenAIの売上は2023年の20億ドル、2024年の60億ドル、2025年の131億ドルと指数関数的に拡大しており、2026年の売上予測は300億ドルに迫ります。2026年2月には、Amazon(500億ドル)、SoftBank(300億ドル)、Nvidia(300億ドル)を中心とする1100億ドルの資金調達を完了しており、評価額は7300億ドルに達しました。同社は2026年後半の上場申請、2027年のIPO実施を目指しており、法律事務所のCooley及びWachtell Lipton Rosen & Katzを起用し、DocuSign元CFOのCynthia GaylorをIR責任者として採用するなど、上場準備が着々と進んでいます。一方で、年間約250億ドルに及ぶキャッシュバーンが収益化への懸念を呼んでいます。
Xでは「250億ドルは驚異的な成長速度。上場後の株価がどうなるか注目」という興奮した声が広がっています。Redditのr/stocksでは「AIバブルの頂点か、成長継続か」をめぐって議論が活発で、2026年予想売上の30〜38倍という高い株価収益率(P/E)を巡るコメントが多く見られます。Hacker Newsでは「公開企業になることでAI安全性への透明性が高まれば歓迎」とするバランスのとれた意見も上位に挙がっています。
ライバルのAnthropicも2026年初頭時点で年間換算売上が190億ドル前後に達しており、Epoch AIはAnthropicが2026〜2027年にOpenAIを追い抜く可能性を指摘しています。AI大手2社の同時IPO競争は、資本市場にとって2026年最大の注目イベントとなりそうです。