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Industry & Business Community 2026-04-07 Source →

OpenAIが動画生成AI「Sora」を1年足らずで終了——リソースを次世代モデル「Spud(GPT-5.5)」に集中

OpenAIが動画生成AIツール「Sora」のサービスを終了し、次世代フラッグシップモデル「Spud(コードネーム)」の開発にリソースを集中させることを明らかにしました。Soraは2024年2月に発表され、2025年初頭に一般公開されたばかりの動画生成モデルであり、公開から1年余りでの事実上のサービス終了は、OpenAIの戦略的重心が「クリエイティブAIツール」から「汎用エンタープライズ向けフロンティアモデル」へ明確にシフトしたことを示しています。

Soraのサービス終了が示す背景には、AIの動画生成市場での競争激化があります。RunwayML、Pika Labs、そして中国のKlingといった競合が高品質な動画生成モデルを相次いでリリースする中、Soraが市場での差別化優位を失いつつあると判断したとみられています。一方でSpudは、3月24日にプレトレーニングが完了したとSam Altman自らがX上で示唆しており、Q2 2026中のリリースに向けてファインチューニングと安全性評価が急ピッチで進んでいます。マルチモーダル能力の強化と文脈理解の大幅改善が特徴とされており、OpenAIは「GPT-5.5」または「GPT-6」という名称でのリリースを検討中といわれています。

X上ではSoraのユーザーから落胆の声が上がった一方、「GPT-5.5への全力投資として前向きに評価する」という反応も見られました。Redditでは「1年も経たないうちにプロダクトを終了するOpenAIの意思決定スタイル」に対して批判的な意見と「リソース配分として合理的」というリアリスティックな評価が拮抗しました。

今回の決断はOpenAIが「モデルファースト」の企業であることを改めて示すものです。Soraに限らず、副次的なプロダクトよりもフロンティアモデル開発を優先するという姿勢は、DeepSeek V4・Grok 5・Claude Mythos が同じQ2 2026に公開される見通しの中で、生き残りをかけた合理的判断といえるでしょう。

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