MetaはGPUクラウドプロバイダーのCoreWeaveと新たに210億ドルの複数年契約(2027〜2032年)を締結しました。Metaはすでに同社と142億ドルのコミットメントを持っており、合算すると350億ドル超のAIインフラ調達をCoreWeaveに依存する計算になります。Nvidia製GPUを搭載したデータセンターを活用し、AI学習・推論インフラを大幅に拡充する計画です。
CoreWeaveはNvidiaが出資するGPUクラウドプロバイダーで、2024年のIPO後も急速に事業を拡大しています。Metaが自社データセンターだけでなく外部クラウドプロバイダーに大規模コミットメントを積み増す背景には、AIモデルの学習・推論に必要なGPU需要が自社調達能力を超えていることがあります。Muse SparkやLlama系列の次世代モデル学習、Meta AI(Facebook・Instagram・WhatsApp統合)の推論処理増大が主な用途と見られます。
X上では「MetaのAIインフラ投資総額が350億ドル超に。Muse Sparkが期待以下でも投資規模は桁違い」という指摘が注目を集めています。r/investingではCoreWeaveおよびNvidia株への影響を分析するスレッドが急上昇しており、「Metaの大口契約がCoreWeave株の支持線になる」という見方も出ています。
この規模の長期契約は、MetaがAI競争から撤退する選択肢を自ら閉じたことを意味します。Muse SparkがコーディングでGPT-5.4やClaude Opus 4.6に劣ると自認したばかりですが、インフラ投資の勢いは衰えていません。AI性能競争に勝つためには演算資源の確保が前提条件であり、MetaはそこにBig Betを張り続けています。CoreWeave・Nvidia双方にとっても、Metaという大口顧客との長期契約は事業基盤の安定に直結するため、この取引はサプライチェーン全体に影響するニュースです。