OpenAIは2026年3月末、1220億ドル(約18兆円)という前例のない規模の資金調達ラウンドを完了し、企業評価額は8520億ドルに達しました。月間収益は20億ドルを突破しており、SoftBankやa16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)などの著名投資家が共同出資しています。テック企業の資金調達として史上最大規模とみられるこの調達は、AI産業への資本集中が加速していることを鮮明に示しています。
調達資金の大半はインフラ投資に充てられるとみられます。OpenAIを含む大手テック4社が2026年のAIインフラに合計7000億ドルを投じる計画が明らかになっており、データセンターや電力インフラ業界にも熱視線が注がれています。一方でHacker Newsでは、「コンピュートクレジットや条件付きトランシェ(分割払い)が実際の現金として計上されている」という構造的問題を指摘する技術的分析が高評価を集めており、長期的な財務の持続性への疑問も浮上しています。
X(旧Twitter)では「AIバブルの頂点」と「産業革命以来最大の投資機会」という両極端の評価が飛び交い、特にNVIDIAやMicrosoftとの資本が循環する関係を批判する声がビジネス界隈で拡散しています。r/wallstreetbetsでは投機的な熱狂が渦巻く一方、r/MachineLearningでは実際の技術進展に対して評価額が過剰ではないかという懐疑論が優勢で、資金使途の透明性を求める声も多く見られます。
月間収益20億ドルという数字は収益化の進展を示していますが、それでも調達規模に対して見合うかどうかは議論が続いています。今後は次世代モデル「Spud」のリリースと、その収益への貢献度合いが、この巨額調達の正当性を問う試金石になるでしょう。