4月17日、Claude Code v2.1.113がリリースされた。前バージョン v2.1.112(Opus 4.7 auto modeの一時エラーhotfix)に続く本格的なアップデートで、アーキテクチャ変更からセキュリティ強化、UX改善まで幅広い内容が含まれている。
今回の最大の変更はCLIの実装方式だ。これまでNode.js上でバンドルされたJavaScriptとして動作していた部分が、プラットフォームごとのオプショナル依存パッケージとしてネイティブバイナリを配布する方式に切り替わった。
起動速度の向上とリソース消費の削減が期待できる変更で、特にWindowsユーザーへの恩恵が大きいと思われる。
sandbox.network.deniedDomainsの追加新しい設定項目 sandbox.network.deniedDomains が追加された。allowedDomains にワイルドカードで広い範囲を許可しつつ、特定のドメインだけをブロックしたいというユースケースに対応する。
{
"sandbox": {
"network": {
"allowedDomains": ["*.example.com"],
"deniedDomains": ["secret.example.com"]
}
}
}
これはエンタープライズ環境でのfine-grainedなネットワーク制御に使えそうな機能だ。bashツール周りのセキュリティ強化(macOSの危険パスへの対応やコマンドラッピング検出の改善)も含まれており、セキュリティ面での成熟度が上がっている。
Shift+↑/↓ でセレクションを画面端まで拡張したとき、ビューポートが自動スクロールするようになった。大きなコードブロックを選択する際の操作性が改善される。
マルチライン入力で Ctrl+A / Ctrl+E が論理行の先頭・末尾に移動するようになった。bashやzshに慣れたエンジニアには自然な操作感だ。
Ctrl+Backspace で単語削除Windows環境で Ctrl+Backspace による前の単語削除に対応。Linux/macOSユーザーには当たり前の操作だったが、ようやく統一された。
レスポンスやbash出力内の長いURLが行をまたいで折り返されても、クリッカブルリンクとして機能するようになった(OSC 8ハイパーリンク対応ターミナル限定)。WezTermやiTerm2などで恩恵を受けられる。
/loop コマンドの改善Esc キーで保留中のwakeupをキャンセルできるようになり、再開時のメッセージも「Claude resuming /loop wakeup」と明確化された。定期実行タスクを途中で止めたいときの操作がわかりやすくなった。
/ultrareview の高速化v2.1.111で導入された /ultrareview が早速改善された:
モバイル/Webクライアントから使えるRemote Controlで:
/extra-usage コマンドが利用可能に@ ファイルオートコンプリートの候補取得に対応リモートからの操作性が着実に向上している。
ストリーム途中でストールしたサブエージェントが、サイレントにハングし続けるのではなく10分後に明確なエラーで終了するようになった。長時間タスクのデバッグが格段にやりやすくなる。
v2.1.113は地味ながらもエンジニアの日常的なストレスを着実に減らすアップデートだ。ネイティブバイナリ化は今後の起動速度改善の布石にもなると思われる。npm update -g @anthropic-ai/claude-code でアップデートできる。