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DeepSeek V3.2をMITライセンスで公開——GPT-5.4の約50分の1のコストで90%相当の推論性能を実現

中国のDeepSeekが最新モデル「DeepSeek V3.2」をMITライセンスで公開しました。独自技術「DeepSeek Sparse Attention(DSA)」を採用し、GPT-5.4 Proの約50分の1というAPIコストでGPT-5.4性能の約90%を実現したとしています。さらに「思考しながらツール使用(思考連鎖+関数呼び出し)」機能も搭載し、実用的なエージェントタスクへの対応を強化しています。

DSAはアテンション計算をスパース(疎)にすることで計算量を大幅に削減する手法で、高性能なAIチップなしでも動作する効率設計が特徴です。米国の対中AI輸出規制が強化される中、DeepSeekは独自のアーキテクチャ改善によって競争力を維持し続けており、X上では「コストパフォーマンスが異次元。中国のAI競争力を象徴するモデル」という評価が多数寄せられています。

r/LocalLLaMAでは「Gemma 4とDeepSeek V3.2のどちらをローカルで動かすか」という実用的な比較スレッドが人気を集め、MITライセンスによる商用利用の自由度を評価する企業エンジニアのコメントも多く見られます。Hacker Newsでは「50分の1のコストは市場価格破壊を起こす。OpenAIやAnthropicのビジネスモデルへの圧力が高まる」という競合分析が上位を獲得した一方、セキュリティとプライバシー面での懸念も指摘されています。

オープンな高性能モデルの低コスト化が加速する中、商用クローズドモデルとの価格差は今後さらに縮小する可能性があります。DeepSeekの技術アプローチは、AI開発のコスト構造そのものを変える可能性を持つ動きとして業界から注目されています。

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