2026年4月20日にリリースされた v2.1.116 は、パフォーマンス改善・UX磨き込み・バグ修正が中心のリリースだ。地味に見えるが、日常的なセッション操作の体験がかなり改善されている。
大きなセッション(40MB超)での /resume の読み込みが最大67%速くなった。長期プロジェクトで何百ターンも積み上げたセッションを再開するとき、これまでのもたつきが解消される。合わせて、dead-fork エントリが多いセッションの処理効率も改善している。
MCP(Model Context Protocol)も高速化されていて、複数のstdioサーバーを設定している場合の起動が速くなった。resources/templates/list の実行が @ メンションの初回まで遅延されるようになったのが理由だ。
思考スピナーの進捗表示
"still thinking" → "thinking more" → "almost done thinking" と段階的に表示されるようになった。今まで別行に出ていたヒント行が廃止され、スピナー自体がインラインで状態を伝えてくれる。長い推論中のあの「どこまで考えてるんだ」感が少し軽減される。
VS Code / Cursor / Windsurf のスクロール改善
フルスクリーン時のスクロールが滑らかになった。/terminal-setup を実行するとエディターのスクロール感度設定まで自動構成されるようになっている。
**/config の検索強化**
設定値でも検索できるようになった。たとえば "vim" と入力すれば「Editor mode」が見つかる。設定名だけでなく値も引っかかるのは地味に便利。
**/doctor がレスポンス中でも開ける**
これまではClaudeが応答中に /doctor を開こうとしてもブロックされていた。v2.1.116 からはターンの完了を待たずに開けるようになった。
スラッシュコマンドメニューの改善
フィルタで何も一致しない場合、メニューが消えるのではなく「No commands match」と表示されるようになった。消えると混乱するので嬉しい変更。
sandbox の auto-allow が rm/rmdir の危険パス(/、$HOME、その他重要システムディレクトリ)に対する安全チェックをバイパスしていたバグが修正された。これは地味だが重要な修正で、エージェントが誤って重要ディレクトリを削除してしまうリスクを下げる。
gh コマンドがGitHubのAPIレートリミットにぶつかったとき、エージェントに「バックオフせよ」というヒントが出るようになった。今まではリトライを繰り返してしまうケースがあったが、これで自動的に止まるようになる。
npx や bun run 経由で起動したとき端末をハングさせていた問題を修正/update と /tui がセッション中にワークツリーに入った後も動くようになった/plugin のInstalledタブで同じアイテムが二重表示されていたのを修正/reload-plugins とバックグラウンドの自動更新が、追加済みマーケットプレイスから不足している依存関係を自動インストールするようになった--agent で実行したメインスレッドエージェントでも hooks: frontmatterが発火するようになった/branch が50MB超えのトランスクリプトを持つ会話を拒否していた問題を修正/resume が大きいセッションファイルでエラーを表示せず空の会話を出していたのを修正v2.1.116は「大きな新機能はないが、毎日触るところの細かい不快感を丁寧につぶした」リリースだ。特に /resume の高速化、セキュリティパッチ、そしてKittyプロトコル対応ターミナルでのキーボード修正は実用的で嬉しい。重めのセッションを使い回す人や、VS Code/Cursor/Ghosttyで作業する人は更新しておく価値がある。