2026年4月22日リリースのv2.1.117は、エージェント実行の強化・検索ツールのネイティブ化・/modelコマンドの改善など、実用的な変更が揃ったアップデートだ。
CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=1 という環境変数を設定することで、外部ビルド(External builds)でもフォークサブエージェントを有効化できるようになった。従来は内部ビルドでのみ使えた機能だ。
また --agent で起動したメインスレッドエージェントで、エージェントの frontmatter に書かれた mcpServers が読み込まれるようになった。これまではエージェントのfrontmatterにMCPサーバーを書いても --agent では適用されなかった。
/model の永続性改善/model コマンドで選択したモデルが、プロジェクト側がモデルを固定(pin)していても再起動後も引き継がれるようになった。
さらにスタートアップ時のヘッダーに「このモデルはプロジェクト設定から来ているのか、それとも個人設定から来ているのか」が表示されるようになった。チームで使っていると「なぜかいつもと違うモデルになっている」という混乱が起きがちだったので、これは地味に便利な改善だ。
/resume に大型セッション要約機能/resume で古くて大きなセッションを再開しようとすると、「要約してから読み込むか?」と提案してくれるようになった。40MB超えのセッションを再開するときの選択肢が増えた形だ。前バージョン(v2.1.116)での高速化と合わせて、大型セッション管理がかなり改善されている。
ローカルMCPサーバーと claude.ai の両方が設定されている場合、接続を並行して処理するようになった。多数のMCPサーバーを使っているユーザーには起動時間の短縮として体感できるはずだ。
bfs と ugrep を内蔵macOS/Linux のネイティブビルドに **bfs(高速ファイル検索)と ugrep**(高速 grep 代替)がバンドルされるようになった。
bfs は BFS(幅優先探索)でファイルシステムを走査する find 代替ツール、ugrep は Unicode 対応の高速 grep 代替だ。これらが内蔵されることで、Bashツール経由のファイル検索・内容検索が別ツールを呼び出すオーバーヘッドなしに速くなる。
Windowsでは where.exe の実行ファイルパスをキャッシュするようになり、サブプロセス起動が高速化された。
high に変更Pro/Max サブスクライバーが Opus 4.6 または Sonnet 4.6 を使う場合、デフォルトの努力レベルが medium から high になった。
これはつまり、何も設定しなければ今までより丁寧な回答が返ってくるということだ。速度を優先したい場合は /effort コマンドで調整できる。
user_prompt イベントに command_name と command_source が含まれるようになったeffort 属性が追加されたテレメトリを使って利用状況を分析しているチームには有用なデータが増えた。
plugin install が、すでにインストール済みのプラグインに不足している依存関係をインストールするようになったclaude plugin marketplace add が不足している依存関係を自動解決するようになったAdvisor Tool に「実験的」ラベルと詳細説明へのリンクが追加された。また、セッションがスタックするバグが修正されている。
WebFetch が大きな HTML ページでハングする問題を修正NO_PROXY が Bun 実行時に無視されていた問題を修正v2.1.117は「フォークサブエージェントの拡大」「ネイティブ高速検索ツールの内蔵」「デフォルト努力レベルのアップ」という3点が特に実用上のインパクトが大きい。検索重視のタスクや、複数エージェントを使った並列開発をしているユーザーはアップデートしておく価値がある。