Reutersが4月3日に報じたところによると、DeepSeekは次期モデル「V4」(1兆パラメータのMoE:混合エキスパート方式)を「数週間以内」にリリースする予定です。Apache 2.0ライセンスでのオープンソース公開が予定されており、SWE-bench Proで81%・推論コスト0.30ドル/100万トークンという数値が見込まれています。4月21日時点でまだ正式ローンチはされておらず、直近2週間以内のリリースが有力視されています。
X(旧Twitter)では「DeepSeek R1以来最も期待されているリリース」と表現する投稿が相次ぎ、中国AI対米国AIという文脈で大きな注目を集めています。DeepSeek R1は2025年初頭に公開直後からOpenAIモデルと同等の性能を大幅に低いコストで提供し、AIコミュニティに衝撃を与えました。V4がSWE-bench 81%という数字を実現すれば、現時点のトップクラスモデル(GPT-5.4の57点台)を大きく引き離すことになり、コーディングAIの水準を再定義する可能性があります。
Redditのr/LocalLLaMAでは期待と慎重論が入り混じった議論が展開されました。「真のオープンソースが再び米国独占に挑戦する」という期待がある一方で、検閲やデータプライバシーへの懸念も根強く残っています。DeepSeekのモデルは中国のサービスにも接続されており、何をどう学習しているかの透明性が限られる点は、企業導入の際に慎重に評価される事項です。
Hacker Newsでは「$5.2百万(約8億円)で訓練したV3が米国フロンティアモデルと競合できたなら、V4は何を実現するか」というコスト効率への驚きのコメントが多く見られました。大手AI企業が数億〜数十億ドルを投じてモデルを開発する中、DeepSeekの驚異的なコスト効率は業界全体の訓練手法に影響を与え、「効率的な訓練がスケーリング則を超える」という議論を生んでいます。V4がHuaweiチップのみで動作するという点では、GLM-5.1と同様に輸出規制の実効性への疑問符が再び浮かび上がります。正式リリースが迫る中、AIコミュニティは固唾を飲んで待ち構えています。