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Open Source Community 2026-04-24 Source →

DeepSeek V4が3度目の延期——1兆パラメータ・Huaweiチップ動作の完全中国製AIスタック、「数週間以内」の公開を予告

オープンソースAIコミュニティが最も注目するモデルの一つ「DeepSeek V4」が、2026年4月21日時点でも未公開のまま3度目の延期を迎えました。パラメータ数1兆、コンテキスト長100万トークン、Apache 2.0ライセンスでの公開が予定されており、米国半導体規制の影響を受けないHuaweiチップで動作する「完全中国製AIスタック」としても注目されています。

Evolinkの情報によると、DeepSeek V4は前世代のDeepSeek V3比で推論能力と長文脈理解力を大幅に強化しているとされています。1兆パラメータという規模はGPT-4クラスとされる推定値を上回り、Apache 2.0ライセンスでの商用利用が許可される点でオープンソースコミュニティからの期待は特に高いです。Huawei Ascendチップ上で動作することが確認されており、NvidiaのCUDAエコシステムに依存しない独立したAIインフラスタックとして地政学的な意味でも注目されています。

X上では「3度も延期するのはベンチマーク詐欺を防ぐためのテストが足りないから?それとも地政学的な配慮があるのか」と憶測が飛び交っています。r/LocalLLaMAでは「どうせまた延期」と諦めムードが漂う一方、技術スペックへの期待は依然高く、リリース直後の量子化(Quantization)や最適化について先行して議論するスレッドが準備されています。Hacker Newsでは「米国の半導体輸出規制をかいくぐって独自のAIスタックを構築したDeepSeekは、今後のAI地政学の最重要プレイヤーの一つ」と位置付けるコメントが注目を集めています。

繰り返す延期はコミュニティの信頼を少しずつ損ないつつありますが、DeepSeekがこれまで公開してきたモデルは実際に高い性能を示してきた実績があります。Llama系モデルと並ぶオープンウェイトAIの選択肢として、V4がどれほどの実力を示すかは業界全体の競争地図に影響します。「数週間以内」とされる公開タイムラインが今度こそ守られるかどうか、コミュニティは注視しています。

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