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Model Releases Community 2026-04-24 Source →

Google、Gemini 3.1 Pro搭載の「Deep Research」エージェントをAPIで公開——BrowseCompベンチマーク85.9点、前モデル比25点超を達成

GoogleがGemini 3.1 Proをバックエンドに採用した「Deep Research」と「Deep Research Max」の2つのリサーチエージェントをAPIで公開しました。Webおよびプライベートデータの横断検索、ネイティブチャート生成、そしてMCP(モデルコンテキストプロトコル)への対応が主な特徴です。Webナビゲーション能力を測るBrowseCompベンチマークでは85.9点を記録し、前世代モデルと比較して25点以上の向上を達成しています。

Googleによると、Deep Researchは外部Webコンテンツと内部データソースを組み合わせた複合的なリサーチタスクを自律的にこなせる設計になっています。MCPへの対応により、企業が独自のデータソースやツールをエージェントに接続するための標準的なインタフェースが確保されます。現時点ではAPIのみでの提供となっており、一般ユーザー向けのGeminiアプリへの統合は未定です。

この「APIのみ提供」という点がX上では批判を呼んでいます。「Geminiアプリユーザーを無視してAPIだけ……またGoogleが消費者を見捨てた」という声が目立ちます。学術コミュニティのr/MachineLearningでは、85.9点という数値の見せ方が「ミスリーディング」との指摘スレが盛り上がっており、比較対象や評価条件の透明性を求める声が上がっています。Hacker Newsでは「MCP対応が実際にどの程度実用的か」という技術的な問いと、プライベートデータを外部エージェントに渡すことの安全性についての議論が活発です。

AIエージェントによるリサーチ自動化は、企業の調査業務を根本的に変える可能性を秘めています。OpenAIのDeep Researchとの競合が激化するなか、GoogleはAPIファーストの戦略で開発者エコシステムへの浸透を優先したかたちです。消費者向け体験の遅れを補うだけの実力がGemini 3.1 Proにあるかどうか、外部開発者による検証が今後の評価を左右しそうです。

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