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Claude Code Official 2026-04-25 Source →

Claude Code v2.1.120:Windows Git Bash 不要化、CI向け ultrareview コマンド、bash fd 枯渇バグ修正

Claude Code v2.1.120:Windows の Git Bash 依存が消えた、CI でも使える ultrareview、bash の fd 枯渇バグも直った

2026-04-25 リリースの v2.1.120 は、Windows 開発者への朗報・CI/CD 自動化の強化・安定性改善が一緒に来たリリースだ。地味に見えるが、Windows ユーザーとヘビーな自動化ユーザーには刺さる内容が揃っている。

主な新機能・変更点

Windows:Git Bash がもう必要ない

これまで Windows で Claude Code を動かすには Git for Windows(Git Bash)のインストールが半ば必須だった。v2.1.120 からは Git Bash が入っていなくても PowerShell をフォールバックとして自動利用するようになった。

Windows 環境でセットアップが必要だった「Git Bash 入れてから Claude Code を入れる」という手順が不要になり、純粋な PowerShell 環境でも動くようになった。Windows 向けの社内展開や CI 環境での利用で、依存関係が1つ減るのは地味にうれしい。

claude ultrareview が非インタラクティブに対応

/ultrareview スラッシュコマンドはすでにあったが、今回 **claude ultrareview サブコマンド**として独立し、非インタラクティブ(--print)モードで実行できるようになった。さらに --json フラグを付けると生の JSON 形式で出力が得られる。

# CI スクリプトやシェルからそのまま呼べる
claude ultrareview --json > review-output.json

これにより、PR ごとに自動でコードレビューを走らせて結果を保存・通知するといった CI/CD パイプラインへの組み込みが現実的になった。従来はインタラクティブな TUI が前提だったため、自動化しにくかった。

スキルが ${CLAUDE_EFFORT} を参照できるように

スキルの定義ファイル内で ${CLAUDE_EFFORT} 環境変数を参照できるようになった。現在設定されている effort レベル(low / medium / high / xhigh)をスキルの振る舞いに動的に反映させるための仕組みだ。

例えば「effort が high 以上のときだけ詳細なレビューコメントを書く」といったスキルを書けるようになる。

VSCode 拡張:/usage がネイティブダイアログを開く

VSCode 統合環境で /usage コマンドを実行すると、従来はテキストが表示されるだけだったが、v2.1.120 からは VSCode ネイティブの「Account & Usage」ダイアログが開くようになった。使用量の確認が視覚的にやりやすくなる。

claude plugin validate の強化

claude plugin validate コマンドで、プラグイン定義の $schemaversiondescription フィールドをトップレベルに書いても警告が出なくなった。以前は不要な「不明なフィールド」エラーが出ていた。

バグ修正のハイライト

bash ファイルディスクリプタ枯渇バグを修正(macOS/Linux)

Bash ツールで大きなディレクトリツリーを再帰的に操作すると、ファイルディスクリプタ(fd)が枯渇してクラッシュするケースがあった。大規模プロジェクトでの長時間作業やモノレポを扱う場面で踏みやすいバグで、macOS と Linux 両方で修正された。

危険な rm の誤検知を修正

複数行の bash コマンドでパイプやリダイレクトが含まれる場合に、「Dangerous rm operation」と誤って警告が出るケースがあった。これが false positive だったため修正された。正当なコマンドで余分な確認ダイアログが出なくなる。

長い選択メニューがターミナル下端でクリップされるバグを修正

フルスクリーン表示で選択肢が多いメニューを出すと、下部がターミナルの端に切れて見えなくなる問題が修正された。長い permission メニューなどで選択肢が欠ける現象だ。

stdio MCP ツール呼び出し中に Esc を押したときのクラッシュを修正

stdio 型の MCP ツールが実行中に Esc キーを押すと予期しない動作をするケースがあった。これが修正された。

--resume 後の /rewind でキーボード入力が効かないバグを修正

--resume フラグでセッションを再開した後、/rewind コマンドでキーボード入力が受け付けられなくなるケースがあった。これも修正済み。

ターミナルスクロールバックの重複表示を修正

ターミナルのスクロールバック領域にコンテンツが重複表示されるケースがあった。表示が崩れる問題で、今回解消された。

まとめ

v2.1.120 で一番インパクトが大きいのは Windows ユーザー向けの Git Bash 不要化と、CI/CD への組み込みを想定した **claude ultrareview --json の追加**だ。どちらも「開発者が個人で手動で使う」から「チームや自動化パイプラインに組み込む」という方向への進化を感じさせる変更だ。

bash の fd 枯渇バグはモノレポや大規模プロジェクトを扱う人には割と痛かったはずなので、これも静かに重要な修正だ。