毎日・毎週繰り返す同じタスク(例: 依存パッケージの更新チェック、テスト失敗のトリアージ、ドキュメント生成)を毎回手動でやっている。Claude Code に依頼するにしても、ターミナルを開いてコマンドを打って待つ、というサイクルが面倒。
Claude Code のルーティンは、プロンプト・リポジトリ・ツール接続をまとめて「1つの設定単位」として保存し、スケジュール実行や API トリガーで自動実行できる仕組み。英語で言えば「自然言語で書いたクロンジョブ」だ。
最大の特徴はAnthropicのクラウドインフラで動くこと。自分のPCの電源がオフでも、飛行機の中でも実行される。
Claude Code on the web(claude.ai/code)か、CLI の /routines コマンドから作成できる。
CLI の場合:
/routines new
設定する内容:
設定例(毎朝 9:00 に依存関係チェック):
プロンプト:
「package.json の依存関係を確認し、メジャーバージョン更新があるものをリストアップして。
セキュリティ脆弱性がある場合は即座に PR を作成し、
それ以外はサマリーを Slack の #deps-update チャンネルに投稿して。」
スケジュール: 毎日 09:00 JST
リポジトリ: my-org/my-app
コネクター: GitHub, Slack
実行ログは Web UI から確認できる。失敗した場合は通知が来る設定も可能。
先週 open のままになっている PR を一覧化し、
レビュワーが未アサインのものにはチームメンバーを自動アサインして。
ドラフト PR はスキップ。
CI の最新ビルドを確認して、失敗しているテストがあれば
失敗理由の概要を #ci-alerts チャンネルに Slack 投稿して。
テストが全部グリーンなら投稿不要。
docs/ ディレクトリ内のファイルを走査し、
過去30日以内にコードが変更されたのに対応するドキュメントが
更新されていないケースを列挙した Issue を作成して。
「〜があれば〜、なければ何もしない」という形で書くと、Claude がノイズの多い通知を減らしてくれる。
依存脆弱性があれば PR を作成、なければ Slack に投稿するだけ(PR は不要)。
スケジュール設定前に「今すぐ実行」オプションで動作確認する。意図通りに動いているか、副作用がないかを確認してからスケジュールを有効化するのが安全。
「すでに存在する Issue/PR を重複作成しない」という条件をプロンプトに含めておく。ルーティンは繰り返し実行されるため、冪等でない操作を指定すると意図しない重複が起きる可能性がある。
ルーティンは「Claudeに何かを頼む」という行為を自動化する仕組み。最初の設定に少し手間がかかるが、一度動き始めると定常的な作業が自動化される。まずは週次の簡単なレポートあたりから試してみると良いと思われる。