OpenAIは2026年4月24日、最新AI言語モデル「GPT-5.5」を正式リリースしました。コーディング支援・コンピュータ操作・深層研究の3分野で前モデルを明確に上回る性能を示しており、同社が掲げる「AIスーパーアプリ」実現に向けた重要な節目と位置づけられています。一方、APIの利用料金は前モデルの約2倍に設定されており、コスト面での懸念も広がっています。
OpenAIの発表によると、GPT-5.5はエージェント機能の強化を中心に開発が進められており、複雑なソフトウェア開発タスクや長期間にわたる研究作業を自律的にこなす能力が大幅に向上しています。特に「一晩実験を任せられる研究パートナー」という評価が研究者コミュニティから出るほど、実践的なタスク遂行能力の成熟が感じられます。ただし、ベンチマーク「Humanity's Last Exam」での正答率が50%を超えられなかった点は、高い期待に対して水を差す結果となりました。
X(旧Twitter)ではコーディング機能の改善を歓迎する声が多く上がりましたが、Polymarketの予測市場ではこのベンチマーク未達を受けてGPT-5.5関連のオッズが当日23.5%下落するという異例の反応を見せました。Redditでは「チャットボットより仕事ツール」として評価するパワーユーザーが多い一方、コンテキスト理解の精度不足や意図しない動作への不満も15%程度の割合で見られ、反応は概ねポジティブ60%・中立25%・批判15%と分かれています。Hacker Newsでは料金の高さを懸念するコメントが相次いでおり、API利用のコストパフォーマンスが企業導入の判断に影響しそうです。
GPT-5.5はOpenAIが「AIスーパーアプリ」戦略の中核に据えるモデルであり、ChatGPT上での生産性向上ツールとの統合が今後さらに進む見込みです。コスト増の問題はあるものの、エージェント能力の向上という方向性は業界全体のトレンドと一致しており、競合モデルとの性能比較が今後も注目を集めそうです。