2026年Q1のグローバルVC投資総額が過去最高を更新し、そのうちAI関連が全体の80%にあたる2,420億ドルを占めたことがCrunchbaseのリポートで明らかになりました。OpenAI(1,220億ドル)・Anthropic(300億ドル)・xAI(200億ドル)・Waymo(160億ドル)の4社だけで世界中のVC投資の約65%を吸収するという、前例のない資金集中が起きています。スタートアップのM&Aも急増し、四半期だけで566億ドル相当の案件が成立しています。
X上では「4社で世界のVC投資の65%は異常すぎる。他のセクターのスタートアップへの資金流入が枯渇している」とエコシステム多様性への懸念を表明する投稿が多数シェアされています。ヘルスケア・クリーンテック・フィンテックといったAI以外の領域の起業家からは、資金調達環境の極端な偏りに対する不満の声も出始めています。一方で、AIが生産性向上や新産業創出の基幹インフラと位置づけられている以上、この集中は一定の必然性を持つという見方もあります。
r/VentureCapitalでは「これはバブルの典型的なサインか、それとも本当にAIがすべてを変えるのか」という根本的な問いに1,000コメント以上が集まっています。2000年代のドットコムバブルと比較する声がある一方で、AIが既存産業の効率化と新市場の創出を同時に進めているという点で本質的に異なるという反論も根強くあります。OpenAI単独で1,220億ドルという数字の現実感が薄いほどの規模感は、バブル論を呼ぶには十分な水準です。このまま2026年後半も同じペースで資金が流入するかどうか、金利環境や実用化の進捗次第で潮目が変わる可能性もあります。