4月27日〜5月1日(Week 18)は v2.1.120 から v2.1.126 までがリリースされた週だ。Week 17 の「賑やかさ」に比べると落ち着いた内容に見えるが、Windows ユーザー・エンタープライズ利用者・CI 自動化担当者にはかなり直接効く変更が揃っている。
これまで Windows 環境では Git for Windows(Git Bash)のインストールが必須だった。v2.1.120 から PowerShell をフォールバックとして自動利用するようになり、Git Bash が入っていなくても動くようになった。
社内での Windows 向け展開や CI 環境でのセットアップが大幅に簡略化される。
claude ultrareview が非インタラクティブ対応スラッシュコマンドとして TUI 上でしか使えなかった /ultrareview が、独立したサブコマンドとして CLI から直接呼べるようになった:
# CI からクラウドコードレビューを実行
claude ultrareview --json > review-output.json
# PR を指定してレビュー
claude ultrareview --pr 1234 --json
--json フラグで機械可読な出力が得られる。PR マージ前に自動でクラウドレビューを走らせる CI パイプラインが組みやすくなった。
alwaysLoad オプション追加MCP サーバーを毎回自動でロードするかどうかを設定できる alwaysLoad フラグが追加された。これまで常時接続させたい MCP サーバーが起動時に毎回確認プロンプトを出すケースがあったが、設定で解消できるようになった。
{
"mcpServers": {
"my-server": {
"command": "...",
"alwaysLoad": true
}
}
}
claude plugin prune でプラグインの孤児依存関係を整理プラグインをアンインストールしたときに依存パッケージが残留するケースがあった。claude plugin prune コマンドで未使用の依存関係を一括削除できるようになった。
export ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIER=priority
Amazon Bedrock 利用時のサービスティアを環境変数で設定できるようになった。エンタープライズ向けの優先スループット設定が CI/CD スクリプトから簡単に制御できる。
ANTHROPIC_BASE_URL に社内ゲートウェイを設定している場合、ゲートウェイの /v1/models エンドポイントから動的にモデル一覧を取得して /model ピッカーに表示するようになった。
| バグ | 修正バージョン |
|---|---|
| iTerm2 + tmux 環境での描画崩れ | v2.1.124 |
--resume 後のキャッシュミス回帰 |
v2.1.124 |
| PostToolUse フォーマットフックとの競合 | v2.1.124 |
@ ファイル補完がキャッシュを更新しない |
v2.1.125 |
/resume タブ補完がセッションを自動起動 |
v2.1.125 |
| OAuth タイムアウト(IPv6/プロキシ環境) | v2.1.126 |
| 大きな画像のペースト失敗 | v2.1.126 |
| Windows CJK 文字の表示崩れ | v2.1.126 |
Week 16・17 が「新機能の大型投入」(Opus 4.7、ultrareview、Routines など)だったとすれば、Week 18 は「それらの質の引き上げ」に徹したリリースサイクルと言える。
特に Windows 対応の強化は「Claude Code は Mac/Linux のツール」という印象を変える変化だ。Windows での開発者・企業ユーザーへの本格的な展開を意識した一連の修正と思われる。
claude ultrareview --json の追加は、クラウドコードレビューを CI ゲートとして組み込む道を開く。今後、「PR を作ったら自動で ultrareview が走る」ワークフローがチームの標準になっていく可能性がある。
アップデートは claude update で。