Xiaomi(小米)は、大規模言語モデルシリーズ「MiMo-V2.5」をフルオープンソースで公開しました。上位モデル「MiMo-V2.5-Pro」は総パラメータ数1.02兆、うち実際の推論時にアクティブになるパラメータが420億という混合専門家(MoE:Mixture of Experts)アーキテクチャを採用しており、エージェント型タスクにおいてClaude Opus 4.6比で40〜60%少ないトークン数で同等の性能を達成しています。API価格は入力$1/百万トークンと、プロプライエタリモデルと比較して圧倒的なコスト競争力を誇ります。
MoEアーキテクチャとは、入力に応じて活性化する専門家モジュールを動的に選択することで、巨大なパラメータ数を持ちながらも計算コストを抑える手法です。MiMo-V2.5-Proはこの仕組みにより、1兆超のパラメータを持ちながらも実際の推論には420億分のみを使用し、高い表現力と処理効率を両立しています。Xiaomiによると、エージェント型の複雑なタスク(コーディング、マルチステップ推論、ツール呼び出しなど)で特に優れたトークン効率を示したとのことです。
r/LocalLLaMaでは「$1/Mトークンでこの性能はゲームチェンジャー。ベンダーロックインなしで使えるのが最大の強み」との高評価が寄せられ、スレッドはたちまちホットになりました。X上ではテック系インフルエンサーが「Xiaomiがスマートフォンに次いでAIでも世界市場を取りに来た」と分析する投稿が注目を集め、Hacker Newsでも「MoEで1T超パラメータを実用的に動かせる時代が来た」という技術的議論が活発化しています。
スマートフォンメーカーとしてのブランドイメージが強いXiaomiが、最前線のAIモデルをフルオープンソースで公開したことは、AI開発の民主化を加速させる動きとして注目に値します。プロプライエタリモデル一択だった時代から、オープンかつ高性能・低コストなモデルが現実的な代替案となる時代への移行は、エンタープライズ向けAI活用の在り方を根本から変える可能性があります。