OpenAIは、GPT-4.5以来となる完全再学習モデル「GPT-5.5」を全ChatGPTユーザーに向けて展開しました。同モデルは最大100万(1M)トークンのコンテキストウィンドウと、前世代比で50%以上の幻覚(ハルシネーション)削減を主な特長として掲げており、OpenAIによると実用ユースケースにおける回答精度が大幅に向上したとしています。
GPT-5.5では新たに「メモリContext拡張」機能が導入され、過去のチャット履歴・アップロードしたファイル・GmailなどのGoogle系サービスとの連携を通じて、会話をまたいだ文脈保持が可能になりました。これにより、ユーザーが毎回情報を入力し直す手間が省けるほか、長期プロジェクトの管理や文書要約タスクでの活用が期待されています。
Hacker News(YCombinator運営のニュースフォーラム)では「1Mトークンで何ができるか」をテーマにした実験報告が多数投稿されており、数十万行のコードベースを丸ごと投入するといった試みが注目を集めています。一方で、価格設定については個人向け5ドル・API向け30ドルという料金体系への反発コメントが上位に並び、コスト対効果への懸念が示されています。
Redditでは「コード品質が明確に向上した」という肯定的な報告が多い一方、Plusユーザーが週200メッセージ制限に直面したという不満の声も多数寄せられています。価格については「GPT-4.5の2倍になった」という指摘が目立ちます。X(旧Twitter)上では開発者向けの批評が拡散しており、「コーディング精度は改善されたが、自信過剰な誤回答が増えた」という報告も一定数見られることから、単純な上位互換とは言い切れない側面もありそうです。