2026年6月6日リリース。今回のアップデートは地味に見えて実は盤石な変更が多い。特にエンタープライズ用途や自動化シナリオで効いてくる内容。
fallbackModel 設定 — 過負荷時の自動切り替えプライマリモデルが過負荷または利用不可のとき、最大3つのフォールバックモデルを順番に試す設定が追加された。
{
"fallbackModel": ["claude-sonnet-4-5", "claude-haiku-4-5", "claude-opus-4-8"]
}
--fallback-model フラグはインタラクティブセッションにも適用されるようになった(従来は -p モードのみ)。Claude APIが混み合っているタイミングでも処理を止めたくないワークフローには実用的な設定だ。
ツール名位置に "*" を指定すると全ツールを拒否できるようになった。
{
"permissions": {
"deny": ["*"]
}
}
allow ルールは非MCPグロブを拒否し、存在しないツール名を deny ルールで指定した場合は起動時に警告が出る。ポリシー設定のデバッグがしやすくなった。
SendMessage で他の Claude セッションからリレーされたメッセージは「ユーザー権限」を持たなくなった。具体的には:
マルチエージェント構成での権限昇格攻撃への対策。複数のエージェントが協調して動くシナリオを組んでいる場合は挙動を確認しておきたい。
MAX_THINKING_TOKENS=0、--thinking disabled、およびモデルごとの thinking トグルが、デフォルトで思考する Claude API モデル(claude-opus-4-8 など)に対しても有効になった。
サードパーティプロバイダーの挙動は変わらない。
APIが予期しない非リトライ可能エラーを返したとき、Claude Code がフォールバックモデルで1回リトライするようになった。認証エラー、レート制限、リクエストサイズ超過、トランスポートエラーは引き続きすぐに表示される。
claude update が無言でダウンロードを始める代わりに、事前にターゲットバージョンを表示するようになったclaude agents のリストでURLを入力すると、そのURLが最初のプロンプトに含まれていたセッションにフィルタリングできるclaude --bg-pty-host プロセスが CPU 100% でスピンし続けていた問題を修正/voice トグル後に古い認証チェックをクリアするために /login が必要だった問題を修正フォールバックモデル設定は、可用性を重視する本番環境や CI 環境で明確に価値がある。セキュリティ面のクロスセッション強化は、マルチエージェント構成を組んでいる開発者には重要な変更。思考制御の改善も、コストとレイテンシを抑えたい用途に効いてくる。