2026年6月9日(日本時間)にリリースされたOpenClaw v2026.6.5は、ウェブ検索の強化、スキル管理の改善、認証の信頼性向上など、実用的なアップデートがまとまったメジャーバグフィックスリリースだ。またリリーストレインが YYYY.M.PATCH 形式に変更された節目のバージョンでもある。
PARALLEL_API_KEY を設定するだけで、Parallel をウェブ検索バックエンドとして使えるようになった。
{
"tools": {
"web": {
"search": {
"provider": "parallel"
}
}
}
}
openclaw onboard または openclaw configure --section web でインタラクティブに設定できる。Brave、Tavily、Google に続く新しい選択肢として、環境に応じて使い分けられる。
ClawHub 経由でスキルをインストールする際、GitHub リポジトリをソースとして使えるようになった。指定したコミットをピン留めしてインストールするため、バージョン管理がしやすい。
openclaw skills install <skill-name> # ClawHub経由でGitHubリポジトリから取得
ファイルウォッチャーの最適化も入っており、スキルツリーが大きい場合にファイル数制限に引っかかる問題が解消された。
Google Chat での requireApproval フロー(v2026.3.28 で追加)が、プラットフォームネイティブのカード UI に対応した。従来はテキストメッセージで承認を求めていたが、Google Chat のカード形式でボタン表示されるようになり、見た目と操作性が改善された。
Matrix チャンネルで:
preflight)認証情報の保存先が JSON ファイルから SQLite に移行された。これにより:
プロンプトキャッシュの有効期限切れや Gateway 再起動後に Anthropic の拡張思考セッションが途切れる問題が修正された。message_start を待ってからストリーム開始イベントを処理するようになり、既存のリカバリーリトライが正しく機能するようになる。
QQBot でモデルの内部推論(<thinking> タグの内容)がそのまま配信されてしまうバグが修正された。最終的な回答だけが送信され、推論プロセスが漏洩しなくなる。
MCP のツール結果として resource_link、resource、audio など、テキスト・画像以外のブロックが返ってきた場合に Anthropic API が 400 エラーを返していた問題が修正された。これらのブロックをテキストに変換してセッション履歴を汚染しないよう処理される。
健全な直接 Gateway セッション中に macOS ノードモードが勝手に再接続してしまい、コンパニオンアプリのセッションが予期せず切れる問題が修正された。
v2026.6.5 から、リリースバージョン体系が YYYY.M.PATCH 形式(月次パッチ番号)に変更された。6月の初回パッチは 5 から始まる。旧バージョンとの互換性は維持されている。
v2026.6.5 は目立つ新 API こそないが、実際に使っていて引っかかりやすいバグや、認証周りの信頼性、スキル管理のしやすさなど「地に足のついた改善」が詰まったリリースだ。特に Parallel 検索の追加と ClawHub の GitHub インストール対応は、スキルエコシステムを広げる布石として注目しておきたい。