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Industry & Business Community 2026-06-10 Source →

OpenAIが機密IPO申請——評価額最大8500億ドル、年率250億ドルの収益に対し140億ドルの損失予測が投資家を二分

ChatGPTを運営するOpenAIが2026年6月9日、SECに機密S-1を提出しました。Goldman SachsとMorgan Stanleyが主幹事として起用されており、2026年9月の上場を目指していると複数メディアが報じています。評価額はOpenAIが2026年3月に実施した資金調達ラウンドの8520億ドルを基準に、最大8500億ドルから場合によっては1兆ドルを目指す可能性も指摘されています。週間アクティブユーザーが9億人に達したChatGPTを擁し、AIサービスとして世界最大の普及規模を誇ります。

AI Weeklyなどの報道によると、OpenAIの年率換算収益は250億ドルに達している一方、2026年通期の損失は140億ドルに上る見通しです。非GAAPベースの営業利益率はマイナス122%という水準であり、これほどの規模のテックIPOとしては前例のない赤字構造です。さらに、OpenAIはもともと非営利法人として設立された経緯があり、営利企業への組織転換プロセスも進行中です。Euronewsの報道では、この非営利構造からの転換に伴うガバナンスリスクもS-1の主要な開示事項になると見られています。

X上では「年率250億ドルの収益を誇りながら140億ドルの損失を出し続けながら世界最大規模のIPOを狙う」という矛盾を皮肉るポストが拡散しています。r/investingでは「AI IPOラッシュの公開試験」として注目が集まる一方、非営利構造からの転換を懸念する声も根強いです。Hacker Newsでは「Anthropic、SpaceX、OpenAIを市場は飲み込めるか」というスレッドで、三社が2026年内に相次いで上場を目指すタイミングリスクが活発に論じられています。

史上最大級のAI IPOとなる可能性を秘めている一方で、収益化モデルの持続可能性と組織転換リスクが投資家心理を左右する試練になりそうです。Anthropicとのほぼ同時上場という異例の状況が、市場の「AI銘柄吸収力」を試す場になるでしょう。

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