← 2026-06-13
Industry & Business Official 2026-06-13 Source →

Anthropic、シリーズHで650億ドル調達——評価額9650億ドルでOpenAIを逆転、2026年10月IPOも視野

Anthropicは2026年5月28日、Altimeter CapitalとSequoia Capital主導のシリーズHラウンドで650億ドルの調達を完了したと発表しました。これにより評価額は9650億ドルに達し、民間AI企業として初めてOpenAIの評価額(8520億ドル)を上回ることになりました。月間収益のランレートは470億ドルを超えており、2026年10月のIPOを視野に入れているとされます。

Anthropicによると、今回の資金調達はClaude Fable 5の商業化加速・研究インフラの拡充・グローバル展開に充てられる予定です。シリーズHはわずか8か月でのシリーズGからの大幅な評価額引き上げとなり、Amazonがこれまでに総額40億ドル以上を投資するなど、大手テックによる支援も続いています。OpenAIとAnthropicの両社が相前後してIPOを視野に入れた動きを見せており、AI企業の資本市場への本格流入が現実となりつつあります。

X(旧Twitter)では「Claude Fable 5発表とIPO準備が重なり、Anthropicはベストタイミングで動いた」との称賛が相次いだ一方、「Safety-firstを謳いながら急拡大する姿勢への矛盾」を指摘する声も少なくありません。r/startupでは「AIバリュエーションバブルの最高潮」と分析するコメントが支持を集め、実際の収益規模と評価額の乖離を示すデータを共有するスレッドが話題となりました。Hacker Newsでは「AnthropicがOpenAIを評価額で超えた初のタイミング」として記録的な出来事と位置づけ、競合他社との比較分析が活発に行われています。

「安全なAI開発」を掲げて創業したAnthropicが1兆ドル目前の評価額を得たことは、AI安全研究への資本集中という点では歓迎すべき変化といえます。一方で、株主への説明責任が生まれるIPO後の環境で、長期的な安全研究への姿勢をどう維持するかが問われることになります。

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